文教堂ファン

雑誌、コミックス、書籍のみならず、書店業界裏話を惜しみなく紹介  非公式書店員ブログ日記   

オリジナル作品

書店探偵

でも なんで刑事さんは、犯人が次はここに来るとかわかるの?

もう何回もいうけど、長年のカンってやつだな。

ほんとに?

あまりにも当たりすぎるから、疑っちゃうよ。

何を疑うんだ?

言っていいの?

いや ちょっとまて・・・・。

刑事さん本当は、犯人とグルなんだろ。

刑事は、黙ったままだった。

ついに刑事は語った。

いやーまいったな

さすがだな、書店探偵。

俺の仲間になったら、稼げるぜ。



書店探偵

俺は今 、自宅謹慎の身なんだよ。

だらか、捜査なんてできない。

なんで、そうなったんだよ。

じつはね、不倫がバレたんだよ。

まったくしょーねえなあ。

書店探偵

ようやく、例の家が見えてきた。

ふつうの二階建ての一軒家だ。

刑事が、次がここに来るというので、とりあえず張り込みだ。

データによると、ここの主人が以前これだけ探偵団という番組に出てたそうだ。

何をコレクションしてるんですか?と聞いてみると

バイクらしい。

もしかするとあの名車もあるのだろうか。

書店探偵

俺の携帯が鳴る

店からだ

さっと片手で電話に出る。

さすがガラケーだ。

「店長!VIPカーが休刊だそうです」

何、マジかー。

もう、軽とミニバンしか売れないのか。

ゼロクラオーナーの刑事に言うと。

「残念だが、俺はVIPとかピップとか知らないが、クラウンはクラウンだと思ってる。

冠婚葬祭、レジャーと、幅広い年層に人気の車はこれしかない。

レクサスとかあるけど、そっちは海外に任せて、なにがなんでもクラウンが№1だ」

「あれ、お前この前トヨタマーク外してレクサスマークつけてなかったけ。」

「いやーすぐ外したよ、アリスト、アルテツァ、セルシオにつけるならなんとなくわかるが

少しは勉強したよ」

よし時間だ、例の場所に行くぞ、

OK!

さすが、クラウン足が固すぎず、やわらかすぎずちょうどいい。

かなりむかし、エアサスのクラウンを知り合いが乗ってて、

魔法のじゅうたんみたいな乗り心地ってよく言ってたけど、

元Rオーナーの俺としては、エアサスは、ダメかな。


このバネサスでも本当に充分だ。

書店探偵

なんだその付録は。

でも旬だよね、青LED・・・。

3つ付いててもちろん3個点灯すると、最強感度だ。

ああそうですか、

とりあえず、いきましょうよ、例の現場へ。

会計をすまし、店を出る。

「ピピッ」スマートキー解除の音とともに、

乗り込みドアを閉める。

「カシャ」っと上品に閉まる。

やっぱクラウンだ。

まあ、これもV6になった「ゼロクラウン」だ。

直6捨ててV6かよって思った。

しかし、超辛口評論家が、ビデオマガジンで語ったことは、

「今度のトヨタのV6いいねえ」。ねんてコメントするもんだから、

やっぱいいんだ・・・・。

なんて思った。

書店探偵

さて、今日はある一軒家を見張る予定だ。

俺の考えが正ければなんだけど。

この刑事は、飲みながら喋るので、聞き取りにくい。

早い話、犯人は今度ここを狙うってことだな、

まさか、一軒目、二軒目と、直線で引いたら今回の三軒目はここってこただな、

なんか、それって茨城の鹿島神宮から富士山まで直線でつなぐと、

その線上に皇居、スカイツリー、明治神宮などがあり

都市伝説本では、有名すぎる話だ、

あとは、ガン患者が多い地区をしらべたら、

患者の自宅を、線でつないだら、直線になったっていうのも聞いたことがある、

たしか、彼が定期購読してる雑誌で、オカルト系の「月刊ウー」があった。

しかも、今月号の付録が、「磁場インジケーター」である。

これは、霊や地震、磁場になんか異常があると、

ブルーのLEDが光るというものだった。

まてよ、今回は生身の人間を探してるのであって、霊や宇宙人をさがしてるのではない。

書店探偵

ここのマスターは、元 日本のコーヒーメーカーで

豆の買い付けの仕事をしてたらしい。

豆って全部ブラジルだと思ったら、

いろいろな国で作られる。

俺がいつも頼む抹茶コーヒーの抹茶は京都産だ

ここのコーヒーは世界一うまい

書店探偵

外もだんだん寒くなり、

すっかり冬になったような気がする。

まず、いつものコーヒー店に入る

窓際の一番奥に座る。

マスターが、いつものでいいかと聞いてくる。

でもすでに、両手に用意してるので

たまに違うものが飲みたい時もある。

そういう場合は、ドアを開けて、店に入った瞬間のオーダーしないと

またいつものが運ばれてくる。

いつものとは・・・・。

俺は、抹茶コーヒー

彼は、アメリカン

書店探偵

おっと休み時間になったかな、

アルバイト二人を先に休憩にいかせる。

この間、自分一人しかいない時間にかぎって電話や、問い合わせが多い。

もちろん一番の優先は、レジの会計だ。

銀行の整理券のシステムがうらやましい時がある。

それをすべて捌いた時が快感である。

客がひいたあと、一人の男がやってきた。

一応刑事だ、超お得意様でもある。

「この男を探してる・・・。」

窃盗団のメンバーだ。

ピッキングで、留守宅に入り現金は盗まないが、

物取り専門で、要は転売屋である。

デジタル機器、家具、本など、レアなものまでいろいろだ。

彼らのアジトの集めて、国内外と派手にやってるらしい。

アルバイト二人が休憩から上がってきた。

「いやーごめん仕事がはいった。」

「あーまたいつものですね」

俺と刑事は店をでた。





書店探偵

いらっしゃいませ。

本日最初のお客さんだ。

「あれあれ、今朝 新聞に載ってた。佐伯の新作」

まあ、いつもの感じだ、

カバーお掛け致しますかと尋ねると、

「うん」か「ん?」とどちらか聞き取れなかった。

もういちど聞くのも、失礼かなと思い、

俺の場合は、とりあえずかける。

そのほうが、カバー希望でかけなかったことに対する怒りよりも、

「あーいらないいらない」って言われたほうが、

ダメージが少ないからだ。

すみませーん、一BANくじお願いしまーす。

さて、今日発売の、白子のミニバスか?と思ったら、

先月発売であともう少しで完売の、ショショの明るいひきこもりのほうだった。

「おめでとうございますA賞です」

でも客は、「Dのミニフィギュア狙ってたんだよな」と言ってた。

もうそれは運命。

いままで、一BANくじは、いろいろなドラマを見てきた。

すべてがスローモーションのように思い出す。

いままで、印象に残ったのは、

お母さんと一緒に来てた小学生が、

だだこねまくって、ゲットした一回のチャンス。

ホームラン宣言じゃなく、A賞宣言。

見事引き上げました。

もうその子のガッツポーズはいまでも忘れません。


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higasikunisikuプロフィール
茨城県出身専門学校時代、文教堂でアルバイトをしていました。資格取得し、専門学校を卒業しても、ズルズルと本の魅力に圧倒され、現在も文教堂で勤務しています。
本のことなら、私に任せてください。詳細のプロフィールはコチラ!
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